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店主が所有しているOM-1nのオーバーホールの様子を紹介します。
この個体は、黒のOM-1が欲しく探していたところ、丁度手ごろなOM-1nをオークションで見つけ購入した物です。
ホームページで紹介する予定ではなかったので、画像が乏しいのですが参考までにどうぞ。

このOM-1n巻き上げの調子が悪く、一回の巻上げストロークでは巻き上がらず、いかにも、いろんなギアがギシギシいってるのが指に伝わって来ます。
シャッターは、高速側が開いておらず、測定不能。スロー側は途中で止まってしまいます。
見ためは、程よく使い込んだ感じがいいんですが、内部は見た目以上に、くたびれていそうです。

案の定、グリスが切れて内部のパーツに少し錆が浮いています。
パーツを一つずつ薬品で清掃し、組み付けます。
シャッター幕は劣化もなく、綺麗な状態でしたので、今回はそのまま使います。
基本的には
・分解清掃
・グリスアップ
・モルト等消耗部品の交換
・調整しながら組み付け
それで直ります。
適当に置いてそうに見えますか?自分では順番に置いてるつもりです。

途中経過が、かなりとびますが(^^;
完成後のシャッタースピード測定です。
これは1秒を測ったところです。単位はms(ミリセカンド)です。

1秒=1000ms

中段に1011msと表示が出ています、1秒よりも1000分の11秒長いという事になります。
「精度出てない!」といわれそうですが、この精度かなり良いです。
自分の腕がいい!と言いたいとこですが、きっちりやればきっちりでる、OM-1がいいカメラだと言う事ですね。


次はシャッタースピード1000分の1です。

1/1000=1.000ms

ここまで来ましたら、後はピントを調整して完成です。
お疲れ様でした!

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